ワンストップ特例制度とは?確定申告なしで手続きを終える条件と流れ

ふるさと納税

本記事にはプロモーション(広告)が含まれています。

記事内の手続き情報は、楽天ふるさと納税の公式ガイド・よくある質問(2026年10月7日確認)をもとにしています。制度の詳細は変わることがあるため、手続きの前に最新の案内を確認してください。

会社員などふだん確定申告をしない人にとって、ふるさと納税の控除を受けるいちばん手軽な方法が「ワンストップ特例制度」です。寄付先の自治体に申請するだけで、確定申告をせずに翌年度の住民税から控除されます。申請は紙の申請書を郵送する方法と、マイナンバーカードを使ってオンラインで申請する方法があり、期限はどちらも寄付した翌年の1月10日です。この記事では、使える条件、2つの申請方法の違いと手順、注意点を整理しました。

まず結論:ワンストップ特例を使える人

  • もともと確定申告や住民税申告をする必要がない給与所得者など(一定の条件を満たす年金受給者などが対象になる場合もある)
  • 1年間(1月1日〜12月31日)の寄付先が5自治体以内(同じ自治体に何回寄付しても1自治体)

6自治体以上に寄付した人や、自営業・医療費控除を受けるなどで確定申告をする人は、ワンストップ特例ではなく確定申告で控除を受けます。確定申告をすると、出していたワンストップ特例の申請はなかったものとして扱われます(確定申告が必要なケース)。

オンライン申請と紙の申請、どちらにする?

項目 オンライン申請 紙の申請
使えるケース 申請サービスを導入している自治体のみ すべての自治体
必要なもの マイナンバーカード、カードを読み取れるスマホ、2種類の暗証番号 申請書、本人確認書類のコピー
郵送 不要 寄付先の自治体ごとに郵送
期限 寄付した翌年の1月10日23:59まで 寄付した翌年の1月10日必着
申請後の確認 寄付履歴やサービスのページで状況を確認できる 受付の通知があるかは自治体による

マイナンバーカードがあり、寄付先がオンライン申請に対応しているならオンラインが手軽です。寄付回数が多い場合は、紙だと寄付した回数分の申請書が必要になるので、オンライン申請や確定申告の方が楽なこともあります。

オンライン申請のしかた

使えるサービスは主に2つ

楽天ふるさと納税のよくある質問によると、オンライン申請は楽天グループが提供するサービスではなく、外部のサービス提供会社のサービスを案内する形です。どのサービスに対応しているかは自治体によって違い、楽天ふるさと納税の「ワンストップオンライン申請」のページの対象自治体一覧で確認できます。

サービス 使うもの 特徴
自治体マイページ スマホのブラウザ+マイナンバーカード 導入している自治体への寄付をまとめて申請できる
ふるまど(IAM) アプリ「IAM」+マイナンバーカード 申請書のQRコードを読み取って申請することもできる

準備するもの

準備するもの 内容
マイナンバーカード 通知カードでは申請できない
カードを読み取れるスマホ NFC(マイナンバーカードの読み取り)に対応したもの
券面事項入力補助用の暗証番号 数字4桁
署名用電子証明書の暗証番号 英数字6〜16桁(英字は大文字)

暗証番号は続けて間違えるとロックされ、市区町村の窓口で解除の手続きが必要になります。わからないときは無理に入力を続けないようにしましょう。署名用電子証明書には有効期限があるので、切れていないかも確認しておきます。

楽天ふるさと納税からの申請の流れ

  1. 「寄付履歴一覧」ページ(要ログイン)を開く。サービス対象の自治体への寄付にだけ申請ボタンが表示される
  2. 申請ボタンから自治体マイページまたはふるまどに進み、寄付の情報を確認してマイナンバーカードを読み取り、暗証番号を入力する
  3. 申請すると「申請済み」になる(この時点ではまだ受付完了ではない)
  4. 「受付完了」が表示されたら手続き完了

同じサービスの対象自治体ならまとめて申請できます。寄付履歴一覧に申請ボタンが出ない場合は、自治体マイページ・ふるまどのページから直接申請できます。申請内容に不備があった場合はアラートが表示されるので、案内に従って再申請が必要か確認しましょう。うまく読み取れないときは、端末を変える、ブラウザ(Safari・Chrome)から進める、Wi-Fiとモバイルデータ通信を切り替えるといった方法がよくある質問で案内されています。

紙の申請のしかた

寄付先の自治体から届く申請書(申し込み時に希望した場合に送られてくる)に必要事項を書き、マイナンバーと本人確認ができる書類のコピーを添えて、寄付先の自治体に送ります。寄付した回数分の申請書が必要で、期限は寄付した翌年の1月10日必着です。申請書が届かない・なくした場合は、寄付先の自治体に問い合わせると再発行してもらえることが一般的です。期限が近い場合は、オンライン申請の対象自治体ならそちらに切り替えるのも一つの方法です。

ワンストップ特例を使うときの注意点

  • 申請後に住所や氏名が変わったら: 寄付した翌年の1月10日までに変更の手続きが必要です(寄付後に引っ越したら?)
  • 期限ぎりぎりにしない: オンライン申請サービスでアクセスエラーなどがあった場合の責任は負いかねると案内されています。年末に寄付したら、早めに申請しましょう(年末の申し込みはいつまで?)
  • 6自治体以上になったら: ワンストップ特例は使えないので確定申告をします
  • 控除されたかの確認: 翌年6月ごろの住民税決定通知書で確認できます(住民税から引かれたか確認する方法)

迷ったときの考え方

年内の寄付先が5自治体以内に収まるか分からない場合や、医療費控除などで確定申告をする可能性がある場合は、最初から確定申告を前提にして寄付を進めると、あとで手続き漏れに気づくリスクを減らせます。寄付を始める前に、どちらの方法を使うか決めておきましょう。

あわせて読みたい

まとめ

ワンストップ特例は、確定申告が不要な給与所得者などが、年間5自治体以内の寄付で使える手続きです。マイナンバーカードと読み取れるスマホがあれば、自治体マイページやふるまど(IAM)でオンライン申請(翌年1月10日23:59まで)ができ、本人確認書類のコピーや郵送が不要になります。対応していない自治体には紙の申請書を郵送します(翌年1月10日必着)。どちらも期限に余裕を持って手続きしましょう。

コメント